2013年6月30日日曜日

福島の黒御影石。





 生き方で引越しの荷物を決めてしまい、ほんとによかったのかと 引越し代を払う時に思いました。そして今日はチェコで初、黒御影を彫りました。そして再び本当にこれでよかったのか・・・と10個の石の塊をながめ ぞっとしました。黒御影を彫るのは8年目ほどぶりです。今でも思い出すあの硬さ、熱い痛さ。まさに溶岩!・・・
やっぱり心折れる硬さでした。
ヨーロッパ人むけなのか少しでかい防塵マスクのゴムを修正したり、大学の恩師からいただいたでかいカッターをだしてみたりと 準備だけで もう気が重い。

でかいカッターは大学を修了するときに 一人でもがんばれよという意味で先生がくれました。本当に荒波に放り出される気分でした。そしてやっぱり一人で黒御影石を彫るということは並たいていではありませんでした。もしあの時もっと心が柔らかかったら、きっとやわらかい砂岩とか彫って、ずっと今も日本で石を彫って発表していたのではないかと思います。そう考えるとチェコにもきていなかったな~とも思います。
そう思うとこの石 やっぱり大事。

でかいカッターは女の私にはやっぱり大きく、それをささえて、硬い石を切っていくことはあまりに危なく、今日も少し石に切れ目を入れて、もう無理だとあきらめました。
手のみで彫っていけるほど楽な石ではないですが、機械の恐怖心に打ち勝つことよりはまだましかと思い、手で彫っていこうかと思ってます。

大学3年の時にみんなで福島の石山に行き、石を買いました。この石は浮金といって磨くと金色の部分がでてきます。とっても高級な御影石なのです。
一人で制作をしているとこの先生のことをよく思い出します。中学の非常勤講師を長くし、その後大学の非常勤。生涯定職にはつかないと決めて生きている石彫家です。私の最も尊敬する先生です。

今日も、あ~先生、私は軟弱です って何度もテレパシーを送っていました 笑

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